2017.01.24 近畿大学_インタビュートレーニング
1月24日、近畿大学の山縣先生のプレゼミで行われたUX講義とWSに行ってきました。
浅野先生からお誘いがあり、先輩方と準備していたのですが、諸事情で自分と新しく入った後輩で参加させて頂くことになりました。初、先輩がいない状況;;
UX概論の講義が1時間、その後にインタビュートレーニングのWSが2時間ほどありました。参加した学生は約50人、講義室にぎゅうぎゅう…。
【講義を受けて学んだこと】
・今知っている職業はほとんど消えてしまう…?
コンピュータやインターネットの進化、AI(人工知能)の登場で、今ある職業は消えてしまうらしい。
コンピュータなどに取って代わられないためには、「問いを立てる続ける」しかない!
日常的にいろんな事を見たり体験したりして、(つまりどういう事なんだろう…)と考える姿勢を身につけることが大事なのかなと思いました。
(帰ってから研究会で振り返りをしていた時にも、先生が「グラフィックデザイナーもそうだよねー、代わられちゃう可能性あるよね。モノをキレイに見せるパターンってもう結構あるから…」というように仰っていた。コワイ…。)
【WSについて】
今回ワークショップには実際に行う側ではなく、ワークショップ中の参加者の様子を観察するという立場で参加しました。
目標は、仮説を立てず人を見ることを身につける。観察しながら問いが立てられるようになるためです。
WSのチームは1チーム5人、A~Jの全10チーム。自分はAチームを中心に観察しました。
■インタビュートレーニング(1)
・初めからポストイットを使って記録する
WSをスタートする前に浅野先生が「意見や考えはポストイットに書いて下さい、他の人にも見えるように太めのペンを使って。外化することが大切ですよー。」というように仰っていた。
そのことを意識してか、Aチームではインタビューイが話したことをポストイットに記録して机に貼っていた。(記録は単語であったり文章であったりバラバラだった。)
しかし書かれたポストイットは並べたりインタビューイ毎に纏められたりしていることはなく、ただ書いた人の前に貼り重ねられていた…。
1周終える頃にはどれが誰の話の記録なのかどういう時系列なのか、自分には判断がつかなかった。
結局それらのポストイットはインタビュー(2)でもそのまま机に貼られていた。
・(インタビューイ以外の)全員が質問をする、記録を取る
Aチーム全てのインタビューに見えたことで、インタビューイの話が進むにつれて、記録を取っていた人たちが質問をしたり話に入ったりする場面が多々あった。(話を聞いて思いついた質問をポンポンと出していくような…?)
インタビューの途中、会話がなくなり周りをキョロキョロ見わたすときがあった。(何してるんだろう…)と思い、「今何してるんですか?」と聞いてしまった。『次何聞くか、みんなで質問を考えてます〜。』と返ってきた。ムムム…。
そのあと、(インタビュアーや記録役を決めた意味って…)と自分の中でモヤモヤしていた。
また先ほど書いたように、記録はポストイットに、誰かが書き出すという状態。インタビューが3人目、4人目となると、記録の数は1人目と比べすごく減っていることが気になった。(途中から手元のノートに記録するなどと変更した様子はなかった。)
■インタビュートレーニング(2)
・(1)の時と同じく、みんなで質問する
インタビュアー役の人は「なぜなぜ5回」を意識して深く聞こうとしていたが、質問する人が変わる度に質問の内容もあっちこっちに行っていた様子…。
また自分たちの作業の手を止めて、話に聴き入ることもあった。
(ただ信頼関係で考えると、喋りやすい相手がインタビュアー以外にいたのかもしれない?)
途中、各チームを見回っていた山縣先生が(利用年表を見ながら)「もっと掘らな!5W1Hで繋げて聴いてみ」とアドバイス、浅野先生も「プレゼントのこと聴いてるんじゃないですよ。プレゼントを通して、お金の使い方が分かるように聞いてくださいね。」と仰っていた。
チームが目標を見失いつつあり、モヤモヤした状態から、全員が聞くべきことが何なのか気がついた瞬間だった。それからは少しずつ深く聴こうと質問していた。
・インタビューイの答えを言い換えように聞く
質問をしていく中で、インタビューイがすぐに答えられない時があった。
そんな時は、質問した人や隣の人が「〇〇ってこと?」などと言い換えるように聞く(誘導的?)様子が見られた。
インタビューイも『そうそんな感じ!』と言いつつ、すぐに『でも、分からんw』と曖昧に言っていたことが印象に残っている。
■カスタマージャーニーマップ作成
・どのグループよりも早く壁に貼って作業し始める
経験者がいたようで、始まってすぐに「壁に貼って作業しよう」とメンバーに促し、全員で壁に向かい作業していた。その後も1人が指示したり、資料を確認したりしながら作業が行われていた。(ポストイットも「行動・感情・思考」の色分けを意識していた。)
しかし作業終盤には、少し後ろで他の人の作業が終わるのを待っている人がいた。
他の人は壁に向かって、ポストイットを書いて貼る作業に集中しており、後ろの人の様子に気づいていないようだった。
後ろで待っている人は書き出したポストイットを何枚か持ってじっとしていたが、時間がきてしまい、結局貼らずにそのまま席に持ち帰っていた。
・ポストイットを新しく書き始める
インタビュー(1)や(2)で書き出したポストイットを使わず、その場で書き出しながらCJMを作成。
ただ新しく書き出したものも、先ほど作成した利用年表は見ず、インタビューイが口頭で書く内容を伝えたり、本人が書き出すといった様子だった。
(利用年表はイスの上、荷物に敷かれている状態。)
今回は時間がなかったため、講評はなかった。
■他のチームの取り組み方
【観察から思ったこと】
【最後に】
今回の講義・WS、懇親会に参加してみて、まだまだ準備不足なところや分かってなかったこと、出来てないことがたくさん見えてきて、すごく恥ずかしい気持ちでいっぱいいっぱい…。
自分のことも、サークルの今後の活動に関しても、目的や振る舞い方をしっかり考え直していく必要があるとわかりました。
先生方、近畿大学の学生さん方、学びの機会を与えてくださり、ありがとうございました。
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ブログ書くにあたって参考にしました。
UX KYOTO_中級編#03 - matsuhiro blog